建設業と宅建業の役員の違い
建設業の許可申請と宅建業の免許申請において、共通する申請書類に役員の略歴書というものがあります。
どのような書類かというと、名前のとおり役員がこれまでどのような職についてきたのかを説明する書面です。履歴書のことです。
この役員ですが、建設業と宅建業では少し内容がことなります。そのことは申請書類によって明らかになります。どういうことかというと、宅建業の免許申請では監査役の略歴書が申請書類にとなっていますが、建設業の許可申請では監査役の履歴書は申請書類にとなっていないのです。宅建業では役員に、監査役が含まれますが、建設業では、監査役は含まれないためです。ちなみに会社法では役員の定義に監査役が含まれています。このことは、法律によって同じ言葉でも意味するところが異なるということをよくあらわしています。
建設業の許可申請書類と宅建業の免許申請書類を同時に作成する際は混同しないように注意が必要です。