紙おむつ戦争~姫路日本触媒爆発事故が紙おむつ生産に影響を与えるのか?
先日の姫路の爆発事故。
子育てママにも影響があるようで、
家内はどこに行っても紙おむつが売り切れだと嘆いていた。
店によっては1人1個と規制も始めている模様。
状況を把握しないと、単なるオイルショック状態になるので、
どういう経緯の事故だったのか調べてみた。
日本触媒の姫路製造所による爆発事故で、
同工場は紙おむつ向け樹脂の世界シェアで約2割、
その原料となるアクリル酸で約1割。
事故が起きたのは紙おむつの高吸水性樹脂(SAP)の原料となる
アクリル酸の貯蔵設備だったというのだから、
影響はかなり大きいものといえる。
その事故原因調査・再発防止策策定に
半年くらいはかかってしまうそうで、
長期休業状態は避けられない模様。
・・・つまり、それで原料の価格高騰が懸念されているのだとか。
なるほど、だから主婦はそれを察知して走り始めている。
ただ、冷静にならないといけない点もあるわけで。
国内大手のユニ・チャームは日本触媒から原料を仕入れていないため、
すぐに影響はないのだそう。
おむつメーカーも化学メーカーと共同で独自のSAPを開発することが多く、
取引が固定化しているとのこと。
ただ、シェアの大きさから考えると長期の休業が
まったく影響を与えないというわけでもなさそう。
しばらくママたちの紙おむつ戦争は続くのか?
買いだめでなくてもなくては困るものなので、
私も紙おむつを買いに走るのであった。