【建設業法違反】会社役員の罰金刑を隠したまま仕事を続け、廃業届提出?
罰金刑を隠したまま廃業届?
ニュースチェックしていると、某県の建設業許可関連で、こんなニュースがありました。
何が問題?~廃業届までの流れ
会社代表が罰金刑
(国内紙より)
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罰金刑後も公共工事を含む請負契約を続ける
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のちに、罰金刑を隠したまま廃業届
何がいけなかったのか?~建設業法違反・罰則、欠格要件
何がいけなかったのか?
まず、法人の役員が刑事罰を受けていないことが建設業許可の要件になっています。
つまり、会社代表が罰金刑を受けているので、この時点で許可が取り消しになります。
しかし、罰金刑後も仕事を続けてしまっていますし、さらにそれを隠したまま廃業届を出しています。
処分逃れの疑いもあります。
役員が罰金刑を受けた場合は、2週間以内に所轄庁に届出が必要(建設業法第11条第5項)ですが、この規定にも違反してしまっています。